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コレ行きました(コンサート) [音楽]


先週の土曜日、行ってきました。

  高木正勝コンサート’Private/Public’
  http://<wbr/>homepa<wbr/>ge.mac<wbr/>.com/u<wbr/>tono/t<wbr/>akagi-<wbr/>info/c<wbr/>oncert<wbr/>-j.htm<wbr/>l

結論から言うと、予想を裏切られてとっても良かった。いままで観たことのあるコンサートの中で(多くは無いけど)、一番印象深く、立ち会って良かったと思えるものだった。

あえて分類するなら、エレクトロニカ系(もしくは音響系?)の人だと思うので、当初、想像していたのは、シーケンサとかDATとかを流して、VJみたいなことでお茶を濁しつつ、演奏が乗るのかな?みたいな展開。

実際は、ぜんぜん違った。あの緻密で重層的な音空間を、ほとんど生で演奏。ピアノを弾く本人の他は、コーラス隊、ストリングス隊、パーカッションにスチールギターという素敵な編成で、ミニマルにも前衛風にもノイジーにも、いろいろ展開。とはいえ、メロディがわかりやすくて聴きやすいから、心地よい。サンプリングじゃないんだ……なんて驚きもどうでもよくなって、音の洪水にすぐに魅入ってしまった。うーん、もう一度観たい。

会場は、原宿ラフォーレの上。小さい会場でキャパもたいしたことなく、ステージと客席に段差が無くて、すぐ目の前で演奏という状況。聴き入るタイプの音楽なので、立ったり歓声とかも、もちろんない。終始、周囲も魅入っていたので、音楽コンサートというより、なんか小さい劇場で演劇を観ている感じに近い、面白いひとときだった。

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いわゆる今時の音響系とかアンビエントみたいな音楽って、ハードディスクの中の仮想空間とゆーか、演奏だけでなく、空間も時間軸もシミュレート可能な技術があって生まれた音楽だと思ってる。すべてを自由自在にコントロールできて、だから緻密な音響世界を築けて……それはそれでけっこう好きなんだけど、反面、どこか虚しいなぁと感じつつ。

このコンサートは、そんな価値観をグラリと揺すられた気分。ライヒみたいな、いわゆる現代音楽に近くなったんじゃん?といえばそれまでなんだけど、とはいえ、生であんな音楽を組み立ててしまうなんて、やっぱり感動。

ちなみに、今回なぜだか、ゲストのUAがかわいく見えたなぁ(菊池成孔のライブで見たUAは、迫力がありすぎて……)。





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