コレ買いました：「くまとやまねこ」湯本香樹実、酒井駒子

作家 湯本香樹実さんのインタビュー記事をたまたま見て、興味を持った。

くまとやまねこ

• 作者: 湯本香樹実, 酒井駒子
• 出版社/メーカー: 河出書房新社
• 発売日: 2008/04/17
• メディア: 単行本
• Amazon.co.jpで詳細を見る

友達の小鳥を失ったクマが、深い悲しみに暮れながらも、新たな出会いを通じて立ち直り、また歩み始めるまでの小さなお話。

大人であっても、小さな頃に生き物を飼って、そして失った経験がある人なら、なにか胸を打たれるものがあるのではと思う本。少なくとも自分はそうで、主人公のクマが、動かなくなった小鳥の亡骸を手放せずにいて、生きていた昨日に戻れたなら何もいらないと悲嘆に暮れるくだりは、あまりに思い出すものが多くてなんとも。

という感じで、いいトコはまだあるのだけど続きは本で。。

湯本香樹実さんの作品は、中学生か高校生の時以来だけど、当時も胸を打たれるものがあった。10年以上経って、いまだに打たれるとは。あと酒井駒子さんの版画も、この本の内容にすごくあっていると思う。キレイだ。

▼湯本香樹実さんといえばこれでしょうか

夏の庭―The Friends (新潮文庫)

• 作者: 湯本香樹実
• 出版社/メーカー: 新潮社
• 発売日: 1994/03
• メディア: 文庫
• Amazon.co.jpで詳細を見る

コメント 1

発売当初から、ずっと買いたくて、買うタイミングを失ってる本。<br>近所の書店にもあるくらい、売れてる本なんだけども。<br>私の場合は以前から絵の酒井さんが好きで。
by choki (2009-06-27 03:26)