これ買いました:ロバート・A・ハインライン「夏への扉」 [本]
今さらながら、初めて読んだ。
ハヤカワのSF古典は、翻訳なのかもとの文章のせいなのか、個人的には回りくどい上に淡々としていて読みにくいという印象があったのだけど、この新訳はすんなり入ってきて読みやすかった(旧訳読んでないので比較はできないけど)。物語もナゾを追う緊張感があり、先が気になって夜通しで一気に読んでしまった。
タイムトラベルものの場合、その時間差を使って、〝未来に起きていたある出来事は、実はこういう過去に起因していた!〟みたいなワザを入れるのがおきまりだけど、そういう意味ではシンプルだったように思う。そう思ってしまったのはおそらく、その後の進化したタイムトラベル作品を数多く見てしまっているせいかもしれないので仕方ない。また、人物描写が足りないせいか、えらい都合良く見える展開もあるのだけど、、、なんだかんだで楽しい小説だった。
ちなみに猫ネコ言うので、猫がもっと物語のキーマン(キーキャット?)になるのかと思ったら、それほどでもなかったのが少しなんだかなぁ。
2010-08-21 18:33
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懐かしい。この作品をテーマにした歌があるんです。難波弘之の。
「…そしてピートと永遠の夏への扉解き放とう…」って
ワンフレーズ歌えちゃうんですよ私。
ちょっとぐっときました、当時(いつだ、何十年前だ??)小説とあわせて。
アルバムを買った記憶はないのに、この曲だけはなぜか頭から離れません。
「アルジャーノンに花束を」って曲も書いてたな、この人。
サビのメロディーだけは覚えてます。
miyamomoさんのブログ読者でこんなこと思い出す世代は私くらいでしょう。
by 石井理恵子 (2010-08-22 10:27)
難波弘之…
確かに世代が少し違うかもですねぇ。。
by miyamomo (2010-08-25 18:38)