これ行きました:Arto Lindsay・大友良英@duo MUSIC EXCHANGE [音楽]
アート・リンゼイのライブで渋谷へ。平日の19:00開演はなかなかキビシいものがあり、仕事を放り投げるように会社を出てきてギリギリセーフ。と思ったら開演が30分以上押しました(涙)
前半はアート・リンゼイのソロで、後半は大友さんとのデュオだったのですが、期待以上のノイズギターづくしで総じてかなり良かったです。鋭い高音から重い低音まで、ビリビリと空気を伝わってくる強烈なノイズに身を浸してきました。
そういえば2004年の来日時も、UNITでのライブに行ったのですが、その時はバンド編成で(リズムパートは確か録音かシーケンサだった…)もう少し普通の楽曲として体を成した演奏(笑)が多かったように記憶しているのですが、今回はいよいよギター1本と即興のような演奏だけで、ある種の境地感が漂ってました。。
いずれにしろ掻きむしるようなノイズギターは健在で、たまに切り替わる穏やかなボサノバと、細くて静かな歌声とのギャップが素敵です。うーん、カッコいい。
ちなみに終演後に、近くの席で「(音楽が)ワケ分かんなくて寝ちゃったよ」という女の子の恨み節を小耳に挟んだのですが(汗)、冷静に考えるとそれが普通で、音階もメロディもない騒音を、音楽として積極的に聴こうとするある種の理解を共有してないと意味不明だと思います。なかなかにディープなのですが、それでも息の長い人気と幅広い観客の年齢層、そしてライブの盛り上がりをみると、ニッチながらもそういう独特な価値の共有圏みたいなもの(つまりFAN)をしっかり持っているアーティストなのだなぁとあらためて実感します。
2011-06-10 00:34
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