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これ見ました:ザ・パシフィック [映画]

第二次世界大戦の太平洋戦線を舞台にした戦場ドラマ。スティーヴン・スピルバーグが手がける、第二次大戦シリーズの第三弾。

第一作目がノルマンディー上陸作戦を舞台にした映画「プライベート・ライアン 」、二作目がヨーロッパ戦線が舞台のドラマ「バンド・オブ・ブラザース 」。それに続く第三作目が本作「ザ・パシフィック」で、ガダルカナルに始まり、ペリリュー島、そして沖縄を舞台に繰り広げられた日米の戦闘を、米軍の青年兵たちの視点を借りて描いています。

「プライベート〜」がすごく好きで、「バンド〜」もなかなかでしたが、自分的にはこの「ザ・パシフィック」が最高でした。全10話・約10時間と長丁場でひたすら戦闘なのですが、戦場シーンの臨場感や恐ろしさは群を抜いていると思います。絶望的なまでに壮絶な戦闘の繰り返しと、兵士たちの激しい消耗、そして次第に崩壊していく精神状態を前に、見る方も常に緊張で気が休まりませんでした。死闘を繰り広げる相手が「日本人」だというのも、一方的になれず休まらない要因にあったと思いますが。。

作品では実在した3人の兵士を軸に、実話をベースにエピソードが描かれるのですが、自分はユージン・スレッジという青年の物語が一番、心に迫るものがありました。医者の裕福な家庭で育ち、病弱ながらも正義感が強く、戦地へも志願して意気揚々と赴いたものの…戦場の現実を目の当たりにして絶望と極限状態に落ちていく様子が描かれます。それでも部隊の友人たちと戦闘を生き抜く姿に、逞しい人間の成長が描かれていたと思います。演じたジョゼフ・マゼロの目が印象的でした。

ちなみにこのユージン・スレッジは戦争の体験を綴った著作を残していて(ペリリュー・沖縄戦記 )、日本でも文庫で手に入るみたいです。


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