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これ買いました:4ビットマイコン(大人の科学マガジン Vol.24) [ガジェット]

学研から出ている大人の科学シリーズのマイコン特集号。4ビットのワンボードマイコンキットと解説冊子のセット。(公式HP

少し前に8ビットマイコンを積んだArduinoというものを買ってみてたのですが、いろいろ理解できず悩んでました。基本的に電子回路やCの知識に乏しいというのもあるのですが(汗)、それ以前にCPUやセンサー、抵抗、スイッチなどの機器類と、それを動かすプログラムとの関連があまりに遠いというか抽象的で、理屈的にも感覚的にも腑に落ちてきません(泣)。であれば、さらに低級なもの(CPUに近そうなもの)から…ということで、試しに4ビット落としてみました(笑)

個人的に良かったのが冊子で、CPUについての基礎的な解説がわかりやすいです。例えば2進数同士の加算がCPUの論理回路上で、加算器のAND、OR、NOTの回路や桁上がりを通じてどのように演算されるのか、その仕組について丁寧に説明してくれてます。初歩中の初歩だろうとは思いますが、数式上の概念と実際の回路上の処理との間に断絶があったので、それが繋がって、なるほど!と洗われた気持ちになれました。

マイコン自体も、要領がなんとなくわかってくると楽しいです。まだサンプルプログラムを流し込んでるだけですが、フローチャートを元に、個々の処理に対応するCPUの命令コードを選んで組み立てて、16進数に置き換えてマイコンのメモリにひとつひとつ登録していく、という流れを体験できます。「TIA」とか「AO」といったややっこしい命令記号(ニーモニック)も、調べてみたら意味があって、理解がはかどりました。さらにコンパイラを作ってる方もいて、Cから変換される連続性を目の当たりにしてなんだか感動です。。

日頃、どれだけ高度に抽象化された環境にいるのか、またその環境が、想像できないほど気の遠くなるような多くの積み重ねの上に成り立っているであろうことに、思い馳せることができます。同僚に話したら「エミュレータでいいんじゃね?」と言われましたが、こればっかりは仮想じゃダメな気がしますね。。


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