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これ行きました:スティーブ・ライヒ「ドラミング」(演奏:コリン・カリー・グループ) [音楽]

スティーブ・ライヒの「ドラミング」のコンサートで東京オペラシティへ。演奏はコリン・カリー・グループ。(HP


ミニマル・ミュージックの古典にも挙げられる作品で、ちょっとだけ聴くとジャンベ(アフリカの太鼓)のようでもあるのですが、複数のパーカッションのフレーズが巧妙に組み立てられた緻密な現代音楽です。複数のパートが織りなすひたすらの反復と、徐々にタイミングがシフトされることで生み出される位相のズレが、リズムと音の響きに不思議な効果をもたらす面白い作品です。(百聞は一聴に如かず。。)

しかしいくら面白いとはいえ、寝不足気味な状態でミニマル音楽を聴きに行くわけで、、、確実に寝るだろうと思っていたのですが、2階席でステージを間近に見下ろせるポジショニングが幸いしました。マレットが交差しあうテクニカルな反復演奏という視覚効果も加わって、今までとは違った立体的なドラミングの世界が広がって感動ひとしお。寝るどころか覚醒してしまい、久々に集中して音楽を聴いたという気がします。過度な反復による催眠効果かもしれませんが...(汗)

という感じで自分にとっては、なかなか貴重なコンサートでした。中学生の頃から愛聴していた作品でしたが、今になってCDとは違う新しい印象を受けたり、もう80歳近いライヒ御本人を拝めた上に、ライヒ自身による演奏(ハンドクラップ)まで見れました。非常に感慨深いです。


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