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コレ買いました:高木正勝「Tai Rei Tei Rio(タイ・レイ・タイ・リオ)」 [音楽]

高木正勝の新譜。去年(2008年)の秋に目黒で見たコンサートがCD化された。

タイ・レイ・タイ・リオ【文庫本付き】

タイ・レイ・タイ・リオ【文庫本付き】

ライブアルバムといっても、たぶんこれまでCDには収められてない曲が大半の新作。

前作「Private/Public」と比べて、今回の「Tai Rei Tei Rio」は、音や演奏が全体的に神秘性を帯びてて、なんかコアな方向に向かってる感じ。民族音楽を意識したコンセプトらしく(どこ地方の民族かはわからないけど)、日本語でも英語でもないよく知らない言葉の歌があったり、楽曲やメロディもキレイで静謐で、かつ繊細だったりと、コンサート同様、全体の統一感はやっぱりカンペキだった。

カンペキで心地よい反面、民族音楽と言われても、楽曲自体は近現代の西洋音楽の構造(調性や楽節)の範疇なんじゃないのって気がしたりして、その辺の民族〝演出〟感が逆に鼻についてしまう部分もなんとなくあるようなないような(とはいえホンモノの民族音楽をやられても、それはそれでついて行けない)。

そういう意味でやっぱり、「Private/Public」の方がピュアでストレートな感じがして個人的には好き。パルコでのコンサートも、手作りな舞台感が良かったし。

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昨年の「Tai Rei Tei Rio」も、その前の「Private/Public」の時も思ったけど、この人のコンサートは編成や演奏、映像、演出などを含めて、総合の舞台芸術だと思う。音楽だけ聴くのもいいのだけど、やはり映像で見たいと思った。舞台には音だけじゃわからんほどのカッコ良さがあった。

Private/Public

Private/Public


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