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これみました:映画「レイチェルの結婚」(Rachel Getting Married) [映画]

上映時に見逃した作品が、DVDになっていた。頭痛で寝たきりの週末、暇だったので見たが、さらに頭が痛くなった気がする。

レイチェルの結婚

痛くなったといっても、駄作という意味ではなく、テーマが重くて少々しんどい。ヤク中で施設に入り浸りだった主人公(アン・ハサウェイ)が、姉の結婚式で久々に帰宅するが、パーティーの場で空気が読めずに、ひたすら場の雰囲気をぶち壊すという話。いわゆるメンタル系。

主人公の演出が、過剰にDQNなので少々イラつく。が、それ以上にアメリカンなパーティーのあまりの陽気さや体裁が、見てるこちらもやや息苦しく思えてきて、自分がネクラなせいもあると思うのだけど、場の空気というか暗黙のルールをわかっていながらも従えない主人公に、共感というか同情の気持ちが次第に沸き上がってくる。痛々しくていたたまれない感じというかなんというか。

そんな感じの2~3日間が淡々と描かれるだけで、わかりやすい物語展開はない。ハッピーエンドとか涙の感動って感じでも無い。最後には多少、救いらしい救いはあるけど、希望らしい希望が無いので、しんどい人にはしんどそう。

似た傾向の作品で「17歳のカルテ」を思い出したけど、「17歳の〜」の方がドラマがあってわかりやすいし、まだ健全な気がする。いずれも、ナイーブなのが見たい向き用。

どうでもいいけど、アンジェリーナ・ジョリーは「17歳の〜」の役が一番いいと思う。まあ出演作を全部見たわけじゃないけど。。


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