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iPhoneのOpera mini からNexus Oneが注文できるみたい [ガジェット]

iPhoneで公開されたOpera miniが、表示は速いが画像が汚い、という話があった。

見てみたら確かに汚かったが、圧縮された際に特徴的な滲んだような汚さに似ていたので、おそらくプロキシサーバかなんかで画像を圧縮して高速化してるのかもしれない。

であればOperaということなので、もしかしたらサーバは海外にあるかも、と思って試しに米・英・香港からでしか注文ボタンが表示されないというNexus Oneの購入ページにアクセスしてみたら、「Get Your Phone」の文字が出ていた。


Opera miniで表示したらボタンがクリッカブルに

「Get Your Phone」を進むと、本体のみか回線と一緒かの選択が出てくるが、選べるのがUSのT-Mobileなので、Opera miniはアメリカのサーバを経由してるのかもしれない。とりあえず、プランの選択からGoogle Checkoutによるお会計まで、ぜんぶOpera mini でいけました。

ということで、Opera miniはUS国内の制限がかかったサービスにアクセスする際などには便利かも。そしてもしかしたら、中国からグレート・ファイアウォールを越えてTwitterにつなぎたければOpera miniを使えばいいということか?


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これ買いました:西澤泰彦「日本の植民地建築―帝国に築かれたネットワーク」/ソウル行ってきた。 [本]

先日ソウルに行ったのですが、下の本を読んでから行きました。

近代戦時下の植民地建築について分析した本です。学生時代に調べていたこともあり、建築や意匠、政治状況について述べた本は幾つか読んできたのですが、この本では加えて建築組織(営繕)や建築家、部材の生産や調達、植民地間のネットワークなど、周辺の出来事からの調査が丁寧で、それが論考に厚みを持たせています。もとは論文だったものを書籍用に要約したものらしいのですが、楽しく読ませる内容です。個人的には、満州事変前後の変化や戦後の話が興味深く読めました。

という感じで、気分的に盛り上がって行ったはいいのですが、実際ソウルには朝鮮総督府は残ってないし(1995年に解体済み。それはわかっていたのでいいとしても)、旧京城駅舎も旧京城府庁舎も、光化門も修復中で見られず、マトモに見られたのは旧朝鮮銀行くらいでした。もう少しよく調べておけば良かった。。

しかし、この本を読んだあとで現地に行ったことで、朝鮮総督府が建てられた場所の持つ意味というかインパクトというものが、少し感じられた気がします。

というのも、朝鮮総督府は1910年に、王宮だった景福宮の正門・光化門を撤去して建てられた庁舎です。ソウルの都市の中心を、構造的に貫く軸線上にあった景福宮の正門を廃して、総督府が建てられた意味は、是非はさておき象徴的であったと想像することはできます。

勝手なことを言えばですが、レプリカの光化門を再び復活させるよりも、21世紀のオリジナルを考えても良かったんかじゃないかとも思います。賛否はあると思いますが、新しい歴史を更新していくという意味で。

Photos

▼景福宮から光化門広場の方角を望む(2010年4月現在)

朝鮮総督府が撤去されて、現在はすっきり。奥に修復中の光化門(裏側)が少し覗いている。

参考:1995年に撮影されたほぼ同じ場所からの写真

(出典:Wikipedia 著者:Wikipedia user Canadiana)
こちらは朝鮮総督府が残っていた頃の写真。手前が景福宮の門で、奥に見える西洋風の建物が旧朝鮮総督府庁舎。景観を無視したすごい組み合わせに汗。1995年に解体。

▼修復中の光化門正面

修復中なので覆い隠されてたが、覆っている壁がちょっとしたオブジェっぽくてかっこいい。光化門の輪郭をかたどって模様が浮き出している。

▼改修中の旧京城駅(旧ソウル駅)

こちらも工事中。。Wikipedia情報では2010年6月に「ソウル駅文化館」(仮称)というものになるらしい。

▼旧朝鮮銀行本館(現:韓国銀行貨幣金融博物館)

設計は赤レンガの東京駅などで有名な辰野金吾、と思っていたら、前出の本によると実際の設計は辰野葛西事務所の中村與資平という人らしい。

Books

ちなみに建築の表象や作用とかいう意味では、下記の本が面白かった記憶があります。


日本の近代建築について。意匠や様式を政治的・社会的背景から読み解いていく本。井上章一「戦時下日本の建築家―アート・キッチュ・ジャパネスク」「つくられた桂離宮神話」は目から鱗が多い。長谷川堯「神殿か獄舎か」は、自分の大学時代は絶版だったので図書館で全ページコピーした記憶が。。 再発ばんざい。


こちらは記号論的に解釈していく本。ロラン・バルト「エッフェル塔」は記号論を知る上でもわかりやすいし、松浦 寿輝「エッフェル塔試論」と読み比べても面白い。D.I. アグレスト「圏外からの建築―映画・写真・鏡・身体」は内容を良く憶えてないが、面白かった記憶はある。。


構造主義、ナショナリズムの定番本。ミシェル・フーコー「監獄の誕生―監視と処罰」はパノプティコンから始まり、近代の「人間」を形成する社会的「装置」について分析。ベネディクト・アンダーソン「想像の共同体」も「国民」を形成させる国家の技術について分析。


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iPhoneのSafariからブログ投稿を試してみたら [Web]

iPhoneのブラウザ(Safari)からSo-netブログの投稿を試してみたのだけど、案外普通に使えるということがわかった。


PC用の管理画面なので、iPhone用に最適化されたインタフェースではなく使いにくいのは当然なのだけど、フルブラウザということもあり表示は問題ないし、入力もできない訳でもないので、まあ使える。投稿アプリと比べたら、表示や入力のしやすさでハンデはあるが、致命的に劣ってるという感じでもない。

アプリと比べてよろしくないのは、Safariで記事を入力するテキストエリアにフォーカスした際に、自動的にSafariの画面がズームインして拡大幅が固定されるのだけど、それでやや見づらくなるのと、Safariからだと画像のアップロードが出来ないという点ぐらいかも。ソフトウェアキーボードは同じものを使うので、タグのうちにくさとかは一緒。

なので、端末の画面解像度が高くなって画面が広くなる、もしくはページ側の仕様を少し改善すれば、充分使えるレベルかも。とりあえず、アプリである必然性はない気がした。

ただまあ実際、iPhoneではめんど臭くて長文を書く気にはならない。ツイッターくらいが最適かな。。

※このエントリはiPhoneから投稿しています。画像のみあとからPCで追加。


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