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これ行きました:ルーシー・リー展 [Art]

六本木クロッシングのついでに、六本木ヒルズからほど近い国立新美術館で開催している、ルーシー・リー 展も見てきた。

作品は大量に展示してあってそれなりに楽しめるのだけど、興味深かったのは作品とは別に、自筆のノートやメモなどが展示してあった点で、器を作る際の釉薬の配合や焼いた結果など、創作課程の記録を見ることができた。

そういった創作の裏側(といってもほんの一部だとは思うけど)を垣間見ると、あらためて作品に接した際に、色や質感に対して単にキレイだなぁと思う以上に感じるものがでてくる。そういう意味でも単にステキなだけではない、良い展示だったと思う。

あと、展示を見るまで全く知らなかったのだけど、ルーシー・リーがウェッジウッドと、ジャスパーのシリーズで作品を出そうとした企画があったらしく、その際の試作品が数種類、展示してあった。

結局、製品化は実現しなかったらしいが、ジャスパーのあの素材だと釉薬の技というかルーシー・リーっぽさがあまり表現されないような気もしたので、、、実現しなかったのも何となく頷ける気がする。普通のボーン・チャイナだったら、もっと素敵な作品ができたのではと、余計なコトを考えてみたり。


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これ行きました:六本木クロッシング2010展 [Art]

六本木ヒルズの森美術館で開催中の「六本木クロッシング2010展」を見てきた。

前回2007年の時は、(もう内容をよく憶えてないけど)ヘンな作品が多くてケラケラ笑いながらたくさん見て回った記憶があるのだけど、今回は良くも悪くもそういう感じは控えめだった印象。ハナから突飛なものを期待して行ったからかもしれないけど。。

そんな中で、期待に応えておかしかったのが、ポスターなどの表紙にも使われている音のインスタレーション、、、というか一見ゴミの寄せ集めみたいな「何か」。

ドライヤーやドリル、掃除機など家電製品を中心に寄せ集めた構築物なのだけど、それらの家電のオン・オフをプログラムし、ギターやレコードプレイヤーのピックアップで音を拾い上げて、結果、かなりカッコイイリズムマシンにしてしまっていた。後方にロボットタイプと車タイプの計3台でアンサンブルしてて、うるさくて邪魔なのだけど、ちょっと欲しくなる感じ。

あと別の展示で、ピンクフロイドやクラフトワークからBeckまで、CDやレコードのジャケットを手書きで再現し、そして音楽内容までも自分の肉声のみで再現している作品があった(←実際、見てみないと意味が伝わらないと思う...)。違う意味での〝完コピ〟だったので衝撃的。

その他、車載カメラの素材を元にした映像作品とか、不気味な写真とか、印象的な作品は幾つかあったので行って良かったと思う。

ただ心残りなのは、まさにメインと思っていたダムタイプを(85分のビデオ作品)、時間の都合で見ることができなかったことで、HPにタイムテーブルが載っているので、行く人は事前に計って行った方がいいかも。。


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