SSブログ

これ買いました:ロバート・A・ハインライン「夏への扉」 [本]

今さらながら、初めて読んだ。

ハヤカワのSF古典は、翻訳なのかもとの文章のせいなのか、個人的には回りくどい上に淡々としていて読みにくいという印象があったのだけど、この新訳はすんなり入ってきて読みやすかった(旧訳読んでないので比較はできないけど)。物語もナゾを追う緊張感があり、先が気になって夜通しで一気に読んでしまった。

タイムトラベルものの場合、その時間差を使って、〝未来に起きていたある出来事は、実はこういう過去に起因していた!〟みたいなワザを入れるのがおきまりだけど、そういう意味ではシンプルだったように思う。そう思ってしまったのはおそらく、その後の進化したタイムトラベル作品を数多く見てしまっているせいかもしれないので仕方ない。また、人物描写が足りないせいか、えらい都合良く見える展開もあるのだけど、、、なんだかんだで楽しい小説だった。

ちなみに猫ネコ言うので、猫がもっと物語のキーマン(キーキャット?)になるのかと思ったら、それほどでもなかったのが少しなんだかなぁ。


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。