これ買いました:新型Apple TV [ガジェット]
新型Apple TVによる映画提供開始のリリースと同日、本体もすでに発売されていると聞いてとりあえず購入。
使ってみて取り急ぎ気づいたこと。
旧型と比べて
- 電源を入れても筐体が熱くならない
- 旧型ATVのリモコンがそのまま使えた
- 動きがキビキビして操作が快適になった
- 新型ではHDDが無くなったので、音楽を聴く場合はiTunesのホームシェアリングを使う
- 自動スタンバイの機能がついた(←一番の進化。旧型にもこれさえあれば。。)
- と、いうこと以外は、できることに関しては旧型とあまり変わりばえがない
機能やUI
- UIも旧型を踏襲しており、ブラウザベースのacTVilaなどと比べると使いやすい
- 詳細画面に表示された出演者やスタッフ情報から、別の作品を探せるUIは便利
- iTunesのIDで購入できる。購入フローはすんなり快適
- 11nで接続したけど、回線依存と思えるストレスは一切感じず、操作も動画再生も快適
Movie
- 映画のラインナップにざっと目を通したが、どこのVODとも変わり映えがなく(劣っていて)、残念感が漂う
- (裏側の苦労を知らずに言えば…)ローンチ用にとりあえず取り繕っただけって感じ
- 映画はジャンルからも探せるが、分類方法について行けない(コメディとは思えない作品がコメディに分類されていたりとか)
- 「ディズニー」ジャンルがあるけどディズニーっぽい作品が無い(クリムゾン・タイドとか...)
- どの映画も予告編やプレビューを見られて便利
- 720pだからなのか、同じ作品のBD版と比べると、目に見えて画質は悪かった(参照:GOEMON)
- 懐かしさに駆られて「大魔神」(大映 1966)を見たが、主人公たちがアホすぎてイライラした
映画に関しては、とりあえずスペックやUI、機能はいいけど、肝心の作品ラインナップがまだまだという感じ。
新型ATVはmp3サーバにならないので、音楽専用に使っていた旧型と置き換えることもできず、、、あと数ヶ月間は寝かせて熟成を待った方がいいのかもしれない。。
これ買いました:「serial experiments lain Blu-ray BOX | RESTORE」 [映画]
1998年に放送していた深夜アニメ「serial experiments lain」がHD化して再発されたので購入。
コンピューターネットワークの世界(ワイヤード)と、現実の世界(リアルワールド)との関係性を題材としたSFです。ネットのプロトコルが進化した近未来を舞台に、やや萌えアニメっぽい女の子(主人公)が、ネットに意識レベルで接続したり、ネットと現実の境目が浸食していったり...というようなお話。
当時はけっこう夢中になって見ていたのですが、薄暗い世界観に小難しいストーリー、サービス精神(わかりやすさ)に欠ける演出が揃っていて、あらためて見直してみると、なんというか、入り込めないと見てるだけで疲れてくる面倒臭い作品でもあります(汗) Wikipediaの説明をみても、そういう感じがぷんぷん漂ってますね。。
とはいえ、バネバー・ブッシュやテッド・ネルソン、MemexやXanaduやらの歴史(これらの名を初めて聞いたのがこの作品だったりします...)を引用したり、ユングの集合的無意識のような考えを持ち出したりして、ネット的なものの思想史を踏まえながら、その先の未来を題材にしている面もあって、面倒臭いけど、やっぱりなんだかんだで面白いですね。