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これ買いました:キェシロフスキ監督「トリコロール(Trois Couleurs)」Blu-ray [映画]

キェシェロフスキ監督の三部作「トリコロール」。LDからの買い換えで、Blu-ray版BOXを米Amazonで購入。クライテリオンからのリリースで(link)、日本語字幕はナシです(劇中はフランス語で、英語字幕はちゃんとあります)。

今まで見ていたのがLD(Laser Disc)だったので、画質については比較のしようがないですが、当然ながらキレイでした。HD化でフィルムの粗さも目立つようにもなりましたが、“New high-definition digital restorations”とあるので、おそらくフィルムの修復も行われているのではと思われます(気付かなかった...)。

本作の場合、画質以上に、すべてのカットが(ほんとうにすべてのカットがどれも)絵として見入ってしまうので、HD化されてさらに一段とため息という感じです。それにしても若かりし日のジュリエット・ビノシュやジュリー・デルピー、イレーヌ・ジャコブの美しさたるや...

作品はフランスを舞台に描いた「Bleu(青の愛)」「Blanc(白の愛)」「Rouge(赤の愛)」の三部作。「Bleu」は事故で夫と娘を失った作曲家(ジュリエット・ビノシュ)が、深い喪失と孤独から、自分を取り戻していくまでを描いた物語です。ガラスの飾りから夜のプールまで、青を基調した絵作りが印象的で美しい限りです。

ちなみにHDリマスターの効果として、「Bleu」で主人公と同じアパートに住むダンサー女の子が、プールサイドで振り返りざまにスカートがめくれるシーンで、主人公が指摘する通り本当にノーパンだったのがよくわかるようになりました。さすがBlu-ray。。


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