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これ買いました:「serial experiments lain Blu-ray BOX | RESTORE」 [映画]

1998年に放送していた深夜アニメ「serial experiments lain」がHD化して再発されたので購入。


コンピューターネットワークの世界(ワイヤード)と、現実の世界(リアルワールド)との関係性を題材としたSFです。ネットのプロトコルが進化した近未来を舞台に、やや萌えアニメっぽい女の子(主人公)が、ネットに意識レベルで接続したり、ネットと現実の境目が浸食していったり...というようなお話。

当時はけっこう夢中になって見ていたのですが、薄暗い世界観に小難しいストーリー、サービス精神(わかりやすさ)に欠ける演出が揃っていて、あらためて見直してみると、なんというか、入り込めないと見てるだけで疲れてくる面倒臭い作品でもあります(汗) Wikipediaの説明をみても、そういう感じがぷんぷん漂ってますね。。

とはいえ、バネバー・ブッシュやテッド・ネルソン、MemexやXanaduやらの歴史(これらの名を初めて聞いたのがこの作品だったりします...)を引用したり、ユングの集合的無意識のような考えを持ち出したりして、ネット的なものの思想史を踏まえながら、その先の未来を題材にしている面もあって、面倒臭いけど、やっぱりなんだかんだで面白いですね。


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これ買いました:風の谷のナウシカ [映画]

LDでもってたが、さすがにLDもアレなのでBlu-ray版発売を期に買い直した。

Blu-ray版だと、どんだけ高画質になってるのか期待していたのだけど、昨今の情報密度の高いクッキリしたデジタルアニメではなく、どこか懐かしい昔のセルのアニメ感いっぱいの絵がそのまま高画質で収められていた。もしかしたらデジタル化?なんて予想は外れたが、これは素直にいい感じだ。

ただ一部、画面内の部分ぶぶんで、ピントが甘くなってボケてしまっているような箇所が時々見つかって少し気になった。全体の雰囲気的に違和感のあるものではないので、まあそのあたりも、当時のママを残しているある意味「味」なのかもしれないと幸せに解釈かいしゃく。

…と、映画をみたら漫画版を読み直したくなって、週末にいっきに読破。

数年ぶりに読んだが、今読み直すとナウシカの活躍よりも、業の深い世界観に目がいく。ナウシカたち現在の人間は、過去に栄えた高度な文明化社会の人間たちが、汚染された土地を再生されるために創造した浄化システム(毒の森とか虫とか)の一部で、現在はその浄化の苦しい過程にあるが、浄化後の未来には自分たちは体質的に生存できない運命にあり、その上さらに、実は清浄な未来のためには自分たちに替わる新しい人間が用意されていたのだった、、、という設定は、なんとも辛くて重い。はからずも重い週末になってしまった。


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これ買いました:王家衛「Fallen Angels(天使の涙)」Blu-ray版 [映画]

王家衛(ウォン・カーウァイ)の1995年の作品「天使の涙」(原題:堕落天使,Fallen Angels)のBlu-ray版が出たので購入。10年くらい前に買ったLD版から、最新のフォーマットへようやくリプレース。

fallenangels_Remastereddvd.jpg

映画自体はさすがリマスターされたということで、絵が大幅にクリアになっていた。

クリアになった分、粒子の粗いフィルム感がいっそう特徴的に出ていて、ああこれがこの映画のホントの質感(により近いもの)だったんだなと、あらためて感じる仕上がり。また、画面上で以前は気づかなかった情報にも気付くようになって、こんなカットだったっけ?と見紛うシーンが何カ所もあった。

音もすごく良くなっている。作品は5.1chにmixされているのだけど、うちの2chの古いステレオ環境でも、すぐに違いがわかるほど。

ということで、絵といい音といい、まるで別物だった。あまり中味のある作品でもないので、好きな人も多くないだろうけど、好きな人は見直す価値があると思う。

ただ…Blu-ray版といっても、出ているのは日本版ではなくあくまで北米版。字幕は英語で、残念ながら日本の字幕は入ってませんでした(自分は英語字幕でも大丈夫、というわけではなく、単にLD版を何度も見ていたので台詞やストーリーが頭に入ってしまっていた)。

なお「ブエノスアイレス」(原題:春光乍洩、英題:Happy Together)も北米Blu-ray版が出てます。こちらも買ったけど、まだ見てない。

どうでもいいけどアメリカBlu-rayが安いな。


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これいきました:映画「ラブリーボーン」/ブライアン・イーノ [映画]

映画「ラブリーボーン」を見てきた。

概要と評価はこのへん。

テーマが深く、映像が美しいと伝え聞いたのでものすごい期待していたら、期待しすぎたせいか、期待していたほどではなかった…。アレ系の映像は、ターセム監督を見てしまった後ではどうも。。

美しかったのは映像というより、主人公役のシアーシャ・ローナンという女の子と、母親役のレイチェル・ワイズだった。これは文句なしに美しいかったので、とりあえず不満はない。

話自体はけっこう辛くて重めで、切ない。ハラハラさせられる展開もありで楽しめることは楽しめるけど、けっこう空席が目立っていて(@新宿ピカデリー)、まあアバターに食われていたようなのだけど、それも仕方ないかという感じ。


評価はさておき、オープニングの主人公の独白部分で、背景に流れたいた曲をどこかで聞いたことがあるなと思って気になって家に帰って確認してみたら、ブライアン・イーノの「Ambient 1: Music for Airports」だったのではないかと思う。

ドヨーンとした音響空間の中に、ピアノの単音フレーズが静かに繰り返す感じの曲。実際にエンドロールでイーノの名前がクレジットされていたような気がするが、記憶があやふやなので確かではない。

とりあえず映画館で、(おそらく)イーノのアンビエントを久々に聞いてちょっと良かった。


ターセム監督は、物語は微妙だけど、映像はすごすぎ。


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これ買いました:DVD「さらば青春の光(QUADROPHENIA)」 [映画]

DVDが安い。懐かしくなり久々に見た。

イギリスのDQN映画といえばそれまでだけど、主人公のダメさ加減というか、大人になることへの折り合いのつけられなさ加減がなんともいえない名作。今となっては、あ痛たたたた...と一歩引きながら見てしまうが、中高生の頃に見ればライ麦畑のようにシンクロしてしまう系だなあと思う。やっぱり。

僕が買ったDVD廉価版は、解説やロケ地紹介など特典がけっこう充実していた。普段、特典映像はあまり見ないけど、これはけっこう良かった。ロンドン行きたい。

どうでもいいけど、M65フィッシュテールを着ていると、「それ青島コート?(踊る大捜査線)」「織田裕二好き?」とかって毎シーズン5人くらいに言われる。M65は今や踊るのシンボルだった。。言われるたびに負けそうになるけど、まだサラリーマンコートにはならない。


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これみました;「東のエデン」 [映画]

たびたびレンタルしてた「東のエデン」。テレビ版を全部見終わった。

全部見たものの、いまいちすっきりしない。

1ヶ月や2ヶ月おきなどスパンあけて見てたので、それまでの物語とか設定の記憶があやふやになってしまったせいか、最終話まで見ても腑に落ちない部分が多かった。。

ソレ抜きにしても、とりあえず広げた風呂敷がきれいに収束している感じがしなくて残念。ニートの肯定も強引というかなんというか。絵柄は好きなのだけど。

ちなみにセカイカメラみたいなARネタ(未来ネタ)も出てくるけど、そういう観点でも「電脳コイル」の方が100倍面白くておすすめ。


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これみました:映画「レイチェルの結婚」(Rachel Getting Married) [映画]

上映時に見逃した作品が、DVDになっていた。頭痛で寝たきりの週末、暇だったので見たが、さらに頭が痛くなった気がする。

レイチェルの結婚

痛くなったといっても、駄作という意味ではなく、テーマが重くて少々しんどい。ヤク中で施設に入り浸りだった主人公(アン・ハサウェイ)が、姉の結婚式で久々に帰宅するが、パーティーの場で空気が読めずに、ひたすら場の雰囲気をぶち壊すという話。いわゆるメンタル系。

主人公の演出が、過剰にDQNなので少々イラつく。が、それ以上にアメリカンなパーティーのあまりの陽気さや体裁が、見てるこちらもやや息苦しく思えてきて、自分がネクラなせいもあると思うのだけど、場の空気というか暗黙のルールをわかっていながらも従えない主人公に、共感というか同情の気持ちが次第に沸き上がってくる。痛々しくていたたまれない感じというかなんというか。

そんな感じの2~3日間が淡々と描かれるだけで、わかりやすい物語展開はない。ハッピーエンドとか涙の感動って感じでも無い。最後には多少、救いらしい救いはあるけど、希望らしい希望が無いので、しんどい人にはしんどそう。

似た傾向の作品で「17歳のカルテ」を思い出したけど、「17歳の〜」の方がドラマがあってわかりやすいし、まだ健全な気がする。いずれも、ナイーブなのが見たい向き用。

どうでもいいけど、アンジェリーナ・ジョリーは「17歳の〜」の役が一番いいと思う。まあ出演作を全部見たわけじゃないけど。。


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serial experiments lain [映画]

うわあ、欲しいっ。買わねば。

「serial experiments lain」のBlu-ray BOX製作が始動
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090901_312339.html

serial experiments lain Blu-ray LABO プロデューサーの制作日記
http://blog.geneon-ent.co.jp/graphid/

serial experiments lain
http://ja.wikipedia.org/wiki/Serial_experiments_lain

「serial experiments lain」は'98年放送の深夜アニメ。BD化といっても単にHDにリマスターするだけでなく、作り直しもあるようなので、発売はまだまだ先と思われる。

lainは名作だったと思う。当時、設定やストーリーにやられた。今でも数年おきに見直すことがある。
10年以上前の作品なので、BD化なんて期待もしてなかったし、正直DVDをアプコンして見ればいいような気もするけど、元がキレイになるというならそれはそれで見たい。

あまり有名ではないし、なんか暗いし、テーマもストーリーも小難しいこの作品を、作り直しの再発までして回収の見込みがあるのかどうかよくわからないけど、、、英断!

おまけ。小中千昭って作家の作品は面白いです。


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これ見ました:ターミネーター4 [映画]

今更だけど、映画館で見てきたT4。

ターミネーター4

http://www.sonypictures.jp/movies/terminatorsalvation/

公式ブログにあったターミネーター4の画像を参照

T4ではジョン・コナーがきちんと抵抗軍のリーダーをしていて、とりあえずこのシリーズが救われた気がした。前作T3は、本当にひどかった。やっぱりT3は無かったことでいい。

ちなみに、今回もジョン・コナーの味方になるターミネーターが出てくる。これまでの映画版やドラマ版とは違い、人間の死刑囚の献体をベースに造られたようなので、たぶんアンドロイドではなくサイボーグ。自分を人間だと思いこんでいて、登場からブレードランナーのレプリカントみたいなものを予感させた。

ということできっと、ターミネーターが人間とロボットの狭間で、自らのアイデンティティを問うような展開になるのだろうと勝手に期待していたが…そんな捻りや深みはぜんぜんなかった。設定の割にはやや肩すかしな転結。

とはいえ、ドンパチは壮大に行われ、生意気な奴らは痛い目に遭い、ジョン・コナーはかっこいいのでとりあえず面白い。

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テレビドラマシリーズ版で、T2のその後を描いたサラ・コナー・クロニクルズも面白い。というか味方になる少女型ターミネーターがかわいいすぎる。これはずるい。

Warner Bros. ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ

http://wwws.warnerbros.co.jp/sarahconnor/

impress watchの記事にあるキャメロンの画像を参照


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コレ買いました(blue:魚喃キリコ原作、安藤尋監督) [映画]

昔観たけど内容を忘れた作品。たまたま見つけたら、気になってきになって買ってしまった。

やっぱりあらためて、原作の方がいいと思った。

映画版の方は、アレンジされた物語もいいし、絵や質感もキレイだし、独特の間も、女優も悪くないのだけど、原作にあって決定的に足りないものがあるなぁと思った。なんで入れなかったんだろう。

あらためて観て気づいたけど、大友良英の音楽がいい。

▼原作

▼サントラ


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