六本木ヒルズの森美術館で開催中の「六本木クロッシング2010展」を見てきた。

前回2007年の時は、(もう内容をよく憶えてないけど)ヘンな作品が多くてケラケラ笑いながらたくさん見て回った記憶があるのだけど、今回は良くも悪くもそういう感じは控えめだった印象。ハナから突飛なものを期待して行ったからかもしれないけど。。

そんな中で、期待に応えておかしかったのが、ポスターなどの表紙にも使われている音のインスタレーション、、、というか一見ゴミの寄せ集めみたいな「何か」。

ドライヤーやドリル、掃除機など家電製品を中心に寄せ集めた構築物なのだけど、それらの家電のオン・オフをプログラムし、ギターやレコードプレイヤーのピックアップで音を拾い上げて、結果、かなりカッコイイリズムマシンにしてしまっていた。後方にロボットタイプと車タイプの計3台でアンサンブルしてて、うるさくて邪魔なのだけど、ちょっと欲しくなる感じ。

あと別の展示で、ピンクフロイドやクラフトワークからBeckまで、CDやレコードのジャケットを手書きで再現し、そして音楽内容までも自分の肉声のみで再現している作品があった(←実際、見てみないと意味が伝わらないと思う...)。違う意味での〝完コピ〟だったので衝撃的。

その他、車載カメラの素材を元にした映像作品とか、不気味な写真とか、印象的な作品は幾つかあったので行って良かったと思う。

ただ心残りなのは、まさにメインと思っていたダムタイプを(85分のビデオ作品)、時間の都合で見ることができなかったことで、HPにタイムテーブルが載っているので、行く人は事前に計って行った方がいいかも。。