コレ買いました:「くまとやまねこ」湯本香樹実、酒井駒子 [本]
作家 湯本香樹実さんのインタビュー記事をたまたま見て、興味を持った。
- 作者: 湯本香樹実, 酒井駒子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2008/04/17
- メディア: 単行本
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友達の小鳥を失ったクマが、深い悲しみに暮れながらも、新たな出会いを通じて立ち直り、また歩み始めるまでの小さなお話。
大人であっても、小さな頃に生き物を飼って、そして失った経験がある人なら、なにか胸を打たれるものがあるのではと思う本。少なくとも自分はそうで、主人公のクマが、動かなくなった小鳥の亡骸を手放せずにいて、生きていた昨日に戻れたなら何もいらないと悲嘆に暮れるくだりは、あまりに思い出すものが多くてなんとも。
という感じで、いいトコはまだあるのだけど続きは本で。。
湯本香樹実さんの作品は、中学生か高校生の時以来だけど、当時も胸を打たれるものがあった。10年以上経って、いまだに打たれるとは。あと酒井駒子さんの版画も、この本の内容にすごくあっていると思う。キレイだ。
▼湯本香樹実さんといえばこれでしょうか
- 作者: 湯本香樹実
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1994/03
- メディア: 文庫
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あずまんが大王 [本]
なんともう10年も経っているとか。新装版で再登場。
- 作者: あずまきよひこ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/06/11
- メディア: コミック
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当時は借りて軽く流し読みしただけで、内容はなんとなく記憶に残っていた。買って読み直したけど、面白すぎる。
下北沢の喫茶店で、必死に笑いを堪えつつ、ニヤニヤながら読んだ。表紙だけみたら萌え系の漫画。キモい人だと思われたに違いない。どうせキモい。
どうやらDVDも再発らしい。やばい、欲しい。。
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2009/06/24
- メディア: DVD
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SEO本について、幾つか思ったところ [本]
最近、SEOの本を借りて読んだ。
- 作者: 八百谷真
- 出版社/メーカー: ソーテック社
- 発売日: 2009/04/04
- メディア: 単行本
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が、数年前に読んだことのあるSEO本と比べて、ナニが変わったというのがあまりない。
変わらないところをみると、原則的なところで施策を体系するとつまり、下記のようなことなんだと思われる。
- 内部対策:サイト内要素の最適化(対クローラー)
- htmlソースレベル
- ベーシックな部分:Web標準、ちゃんとマークアップ、sitemap作れ、etc
- テクニカルな領域:いろいろなテクニック
- コンテンツレベル
- エディトリアル:ワーディング配慮、文章構造 etc
- 外部対策:被リンクによる相対的な重要度のUP
- 大量のリンク獲得
- 機能面:SMB対応しろ etc
- パブリシティ:ニュース、リリース etc
- その他:リンク業者、口コミ業者etc
- 質の高いリンク獲得
- ディレクトリサイト:Yahoo!他
- オーソリティサイト(?)からのリンク
具体的な施策内容は、ネットを検索すればたくさん出てくるし、普通の人が自分でやる分には、上記のうちのベーシックなところをやるのがせいぜい。この辺はもう、一度概要を知ったら、本を買うまでもない気がする。
そういうベーシックな部分以上に、SEO業者が注力するリサーチ&テクニカルな領域を、少しかいま見たような気がしたのは下の本。
Web担当者 現場のノウハウ SEOスペシャル 2009 冬号 (インプレスムック)
- 作者: Web担当者Forum編集部
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2008/11/28
- メディア: 大型本
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内部対策のテクニカルな内容が多く、効果の有無について良く調べてあって、へーそうなんだと思うような戦果がいろいろ載っていた。ベーシックな対策が十分でもう打つ手がないけど、さらにさらにとなったらコッチなんだろう。
とはいえ、検索エンジンのインデックス更新で順位ががらりと変わるのをみると、細かいことはどうでもいいやという気分にもなってくる実際。
コレ買いました(Papa told me 私の好きな惑星) [本]
先月、最新刊が発売されたので買った。なかば義務。
Papa told me~私の好きな惑星~ (クイーンズコミックス)
- 作者: 榛野なな恵
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/04/17
- メディア: コミック
- Amazon.co.jpで詳細を見る
YOUNG YOUでの連載終了後、コーラスでぽつぽつ掲載していたらしい内容をまとめた最新刊。
今回も、以前の連載時ほどの勢いあるストーリーは特に無くて、まあ、終始ほのぼの平和に終わった感じ。
この作家はもう、何か新しい作品は書いてくれないのだろうか。
以上。
これ買いました(Papa told me) [本]
待望の新刊。2004年に発売した27巻ぶり。
Papa told me~街を歩けば
http://<wbr/>item.r<wbr/>akuten<wbr/>.co.jp<wbr/>/book/<wbr/>556678<wbr/>2/
数年前にYOUNG YOUが休刊して、ただでさえそんなに連載もしてなかったPapa told meも、もうこれでいよいよ終わりかとおもっていたけど、その後コーラスでもぽつぽつ掲載していたみたいで、そのへんの連載をざっくりまとめたらしき新刊。
(なぜか28巻ではなく、QUEEN’S COMICSから別冊的な感じで発刊)
今回収録された各話とも、当たり障りのない、ほのぼのしたいいお話という感じで、ピリリ尖ったた内容は特にナシだった。少々残念。
ふと調べてみたらすごい、PTMは1987年の連載開始から20年を超えてる。なのに、昔の巻を読んでも、テーマが古く感じない。これはこの作品が普遍的なのか、もしくは……
単に自分が成長していないだけなのか。
コレ買いました(月アス) [本]
いつの間にか休刊していた月刊アスキー。復活したらしく、とりあえず買ってみたらアタリだったのでメモ。
月刊アスキー
http://<wbr/>monthl<wbr/>y.asci<wbr/>i.co.j<wbr/>p/
良かったのは、原丈人という人のインタビュー。初めて聞く名前なので、有名人だったら恥ずかしいのだけど……、ボーランドの会長も務めていたことがあるベンチャーキャピタリストらしい。今のIT産業とベンチャーキャピタル(VC)の関係、あと今後のテクノロジー観について書いてあったが、これまで自分が思っていた“VCってこんな人たち”なイメージが結構変わった。
本来VCは、企業を育成する役割を果たしていたといい、現在のVCは、公開を目的とするだけの投資信託ファンドに過ぎないとバサリ。90年代から続く、株価中心の経営術を批判。新しい技術の芽を育て、いいプロダクトを生み出すために、会社の存在意義を問い直すべきだと語る、けっこう真摯な企業論。また次世代の技術のために、自分じゃこんな分野に取り組んでいると、ポストPCのロードマップについても言及。内容にもナルホドと頷くけど、未来に絵を描いて仕事してる様は、人としてちょっとかっこいい。
ちなみに、今号で他に面白かったのは、携帯電話の小特集。肝心の巻頭特集は……。来月号でもこのインタビューの後半が掲載されるらしいので、とりあえずはまた買う。
コレ買いました(2.0) [本]
1ヶ月くらい前に読んだ本。先日たまたま、著者のうちのひとりにお会いした。
Mobile2.0 ポストWeb2.0時代のケータイビジネス
http://<wbr/>www.am<wbr/>azon.c<wbr/>o.jp/d<wbr/>p/4844<wbr/>322958<wbr/>/
ケータイの、今後のサービスやビジネス展望について解説した本。実際の現場で働く、Webコンサルタントやサイト構築、広告代理店の方など7人が、各分野からの視点で著す。
会ったのはコンサルの方。著者同士では事前の打ち合わせなく、各自バラバラで書き進め、一冊の本にしたという。とゆー割には、ベースとなる解釈というか方向性は一貫しているので、今後のケータイについて、考えていることはみな、基本的には一緒なんだなぁと思った。自分も理解しておきたい内容。
その人いわく「短命な本です」とのこと。あくまでもここ1年から2年以内の、短期的なスパンでの展望という意味。その短期間のうちに“これだけの変化が起きるぞ”というおもしろさがある本です。
コレ買いました(Aカップ~) [本]
Antiqueのカップを集めた写真本。
アンティーク・カップ&ソウサー
http://<wbr/>www.am<wbr/>azon.c<wbr/>o.jp/g<wbr/>p/prod<wbr/>uct/40<wbr/>621307<wbr/>26/
ヨーロッパに東洋の陶磁器が伝わって、模倣品が作られ始めた1700年代あたりからのカップやソーサーが、写真つきで紹介された本。流し見でも面白いけど、分量といいけっこう詳しい解説といい、なにげに資料としてすごいんじゃないかと感嘆。値段だけある。いや、値段以上か。
ただ時代やデザインを広範に扱ってるのと、あとデコラティブなものが多いので、観賞が目的だと…ちょっと趣味を選ぶかも。
見応えも、読み応えもある本。だけどこの本を見ていて思ったのは、「マイセンってすごいなー」よりも、むしろこれだけの影響を与えた「伊万里ってすごいなー」だったりもする。
コレ買いました [本]
週末は本屋で(ry
グーグル・アマゾン化する社会
http://<wbr/>www.am<wbr/>azon.c<wbr/>o.jp/g<wbr/>p/prod<wbr/>uct/43<wbr/>340336<wbr/>95/
モバイルソリューションの「威力」
http://<wbr/>www.am<wbr/>azon.c<wbr/>o.jp/g<wbr/>p/prod<wbr/>uct/48<wbr/>615300<wbr/>40/
エルピーダは蘇った 異色の経営者坂本幸雄の挑戦
http://<wbr/>www.am<wbr/>azon.c<wbr/>o.jp/g<wbr/>p/prod<wbr/>uct/48<wbr/>222452<wbr/>33/
セーラー服と機関銃
http://<wbr/>www.am<wbr/>azon.c<wbr/>o.jp/g<wbr/>p/prod<wbr/>uct/40<wbr/>418798<wbr/>76
アフターダーク
http://<wbr/>www.am<wbr/>azon.c<wbr/>o.jp/g<wbr/>p/prod<wbr/>uct/40<wbr/>627551<wbr/>9X/
DAYS JAPAN(10月号)
http://<wbr/>www.da<wbr/>ysjapa<wbr/>n.net/<wbr/>dj/ind<wbr/>ex.htm<wbr/>l
交響詩篇エウレカセブン (5)
http://<wbr/>www.am<wbr/>azon.c<wbr/>o.jp/g<wbr/>p/prod<wbr/>uct/40<wbr/>471385<wbr/>92/
「グーグル・アマゾン化する社会」を一気に読了。腐るほど出ているGoogle/Web2.0本とは、知る限りでは少し角度が違う。ややネガティブな面に目を当てた、社会学的Google本。とはいえ、新書だから読みやすい
ロングテールや情報の多様性といった言葉が注目される一方で、一見、それとは相反するような現象-情報やカネ、人の関心の一極集中化現象-も起きてない?という疑問からスタート。それはどーしてなのか、表題の2社などを例に、サービスの構造から分析する本。(ネットの権力論かも?)
読んでいて思い出したのが、仏哲学者アルチュセールのイデオロギー。“Web2.0”的潮流は、見方を変えればWebで覇権を握ってしまったアーキテクチャに対して、人が自発的に従属している状況。そう考えると、いわゆる“Web2.0”ってGoogleに奉仕するための呪文?(とはいえ、逃げようもない)。うーん、“自由ってなんだ?”の世界。
とりあえず録り貯めた「ケロロ軍曹」を見る。
コレ買いました(本) [本]
最近の中ではかなりヒット。
21世紀の挑戦者 クアルコムの野望
http://<wbr/>www.am<wbr/>azon.c<wbr/>o.jp/d<wbr/>p/4822<wbr/>208982<wbr/>/
いわずもがな、auが全面的に活用するクアルコムについての本。CDMAの特許でガッチりな会社、もしくはBREW、程度の知識しかなかったが、いやいやどうして、(この本を読む限りは)テクノロジーに真摯でカッコいい。
無線の業界動向全体を辿りながら、クアルコムがとってきた技術・企業戦略を解説。通信インフラ、半導体からOSまで、広く詳しく丁寧。メディアフローについても、現段階でここまで詳細に解説する一般本は知らない。
企業の戦略本でもあれば、無線業界・規格の抗争を概観できる本でもある。でもたぶん、モバイル端末の今後(スペック)を伺う本として読むのが一番面白い。(とはいえ、、、BtoBの裏方とは言いながら、インフラからOSまですべてカバーする“野望”なので、端末メーカー側の人として読むとちょっと複雑かも)