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iPod から→ Google Music に乗り換えてみました [ガジェット]

スマートフォンでGoogle Music を使い始めたのですが、3G回線でも途切れること無くストリーミングできて、かなり便利です。iPod Classic の容量が足りなくなりつつあったのですが、オンラインにしてしまえば問題解決。しかし、というかやはり、データの通信量がけっこう行きますね(汗)

1日数時間も聴いてないのですが、余裕で↑数百MB/day を使うようになりました。

音質設定を良い方(Stream high quality)にしているというのもありますが、先読みしてバッファリングも結構しているので(これのおかげで曲のSkipも快適!)、聴き方次第では必要以上にデータを食ってます。動画やPod Cast などは意識してWi-Fi の時にDLしてますが、通勤中に音楽を聴くようなケースではそうはいかないので、回線的にはあまり優しくないサービスですね。。

自分はdocomoのXi 契約をしているので、通信量で7GB/月の上限値が設定されています。今までどう使っても余裕があると思っていましたが、今となっては非常に心もとなく見えてきます。インフラに対しては、まだちょっとだけ早いサービスかもしれません。。


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Android 4.0 ICSのブラウザと、Webサイトのスマートフォン対応について雑感 [Web]

Galaxy Nexusを使っていて気付いたのですが、Android 4.0(ICS)の標準ブラウザでは、Request desktop site という機能があって結構便利なので良く使っています。

Screenshot_2012-04-10-18-49-13.png

文字通り、desktop site を Request する機能なのですが、Webサイトがスマートフォン向けに最適化させた表示を行なっている場合、この機能をONにすると、通常のデスクトップ版(PC向けサイト)を呼び出せます。

どういう仕組みなのかちょっと確認してみたところ、WebブラウザのUAを変えて再リクエストしているようでした。

標準ブラウザ ノーマル状態のUA
Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 4.0.4; en-us; Galaxy Nexus Build/IMM76D) AppleWebKit/534.30 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/534.30

Request desktop site を使用
Mozilla/5.0 (X11; Linux x86_64) AppleWebKit/534.24 (KHTML, like Gecko) Chrome/11.0.696.34 Safari/534.24

(んん、Galaxy Nexus はARM系だと思うけど、X86って...?)

これがUAだけに及ぶものなのかどうかは確認していませんが、↓パソコン版のChromeとほぼ同様な記述に変更されるので、少なくともサイト側でUAを基に判定を行っている場合は、UAからデバイスの識別ができなくなりそうです。

(参考)パソコン版 Chrome のUA(Windows XP)
Mozilla/5.0 (Windows NT 5.1) AppleWebKit/536.5 (KHTML, like Gecko) Chrome/19.0.1084.15 Safari/536.5

あともう一点、確認したのですが、この機能は Media Typeの拡張であるCSS Media Queries で最適化を行っているサイトには機能しないようです。

Media Queries はディスプレイサイズなどの特性をもとに、CSSを切り替えることでマルチデバイスへの最適化を図る機能のようなので、(すなわちスマートフォン対応(のみ)を意図したものではないと思われるので)、Request desktop site の挙動としてはたぶん自然です。

ということで、わざわざスマートフォン向けに作ってあるものを簡単に解除してしまう機能が、Androidのスマートフォンやタブレットの標準ブラウザに搭載されてしまうことになります。便利ですがちょっといやらしいです。。

少し飛躍するのですが、こういう機能を見ていると、PCサイトのスマートフォン対応みたいなシーンでは、そろそろMedia Queries を使うような作り方(ひとつのソースで済ます)に変えてもいいタイミングなのかもしれないとも思えました。各階層で環境も揃いつつあります。

  • 回線の変化(3G→LTE)
  • 端末の性能(シングルコア→ マルチ/ヘテロマルチ+GPU)
  • PCとのレンダリングエンジン共通化(Webkit)
  • PCとのマークアップ共通化(HTML5、CSS3、Js)

スマートフォンの専用サイトも、最適化されたUIという意味ではそれなりに便利な時もあるのですが、例えばモバイル版の別URLにリダイレクトさせるようなやり方は、やはり自然ではないというか便宜的です。

…とか考えながら、自社や担当サービスをちょっと見返してみたのですが、Media Queries で調整を入れれば済むような規模でも雰囲気でもないので(メディアの場合はプラス広告事情が絡んできたり...)、結局のところレンダリングエンジンの発展に任せる(=サイト側は放置)が一番いいんじゃないかという気もしたり。。


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これ買いました:鉄道ねこ 英国の駅舎に暮らす猫を訪ねて [本]

英国の地方に残る保存鉄道の、駅舎で飼われている(住みついている)ネコを取材した本。日本でも、猫の駅長(たまちゃん)が話題になってましたが、あれの英国版みたいな感じ…?

テーマが「英国」「猫」「鉄道」とあまり脈絡の無さそうな組み合わせなので、著者(知り合い)が趣味を強引にこじつけたものと思ってたのですが(失礼!)、英国の駅舎では昔、ネズミ退治に猫を飼うことが多かったらしく、駅舎&猫の組み合わせは、実はそれなりに歴史的背景があったようです。駅猫がテーマの絵本シリーズや画家もいるようで、一般にも馴染み深い組み合わせなのかもしれません。

日本でも猫の駅長が話題になってましたが、この本で紹介するのはそういうお祭りノリの猫ではなくて、ごく普通の猫です。著者とカメラマンが地方を巡りながら、駅舎で人々と交流する日常の姿を、ほのぼのと紹介しています。駅猫という役職柄(?)、毛並みのキレイな血統種というより、逞しい半野良な猫ばかりですが、しぐさをよく捕らえた写真が多くてかわいいです。

取材先は、いずれも地方の保存鉄道という一度は廃線になった鉄道を観光用に復活させた路線ばかりなのですが、地域のボランティアで鉄道を運営しているらしく、そういう取り組みが各地であるというのにも驚きました。保存鉄道というだけあって、駅舎も汽車も年代物のレトロな雰囲気で、なんだかタイムスリップしたみたいな感じ。こんな田舎で猫と戯れながら少しのんびりしたい...と思うようなほのぼの本です。


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これ買いました:GALAXY NEXUS SC-04D(UK版ROM化その他やったことまとめ) [ガジェット]

docomoのGALAXY NEXUS を入手しましたが、かなり良い感じです。実際にモノはキビキビ動くのはもちろん、ディスプレイ解像度が高くなり(DPI 300以上)、OS 4.0でUIデザインも統一感が出て、かなり洗練されて使いやすくなってます。

ということで、GALAXY NEXUS を買って早々、もう少し使えるようにする(docomo仕様から逃れる)ためにUK版ROMに入れ替えました。こういうことが簡単にできるのもNEXUS シリーズのいいところです。

UK版ROMへ入れ替え

  • テザリングできるようにする
  • テザリング使用時にAPNが固定される仕様を回避する
    → APN固定の悩ましい問題はこちらに詳しい
SIMロック解除
  • 海外でWCDMAのSIMを使えるようにする

方法や見解は既にネットにたくさん公開されているので、それらを見せていただければ迷うことなくサクっとできてしまいます。感謝。こういうの情報が多いのもNEXUS のいいところで、先達はあらまほしき事なり。以下、やったことと参考にさせていただいたページ。

■Bootloaderのアンロック
Galaxy Nexus(SC-04D)のBootloader(ブートローダー)Unlock(アンロック)方法。
http://androidlover.net/smartphone/galaxynexus/sc-04d-bootloader-unlock.html

■ROMのバックアップ
Galaxy Nexus(SC-04D)をCWM(ClockWorkMod) Recoveryで起動してROM全体をバックアップする方法。
http://androidlover.net/smartphone/galaxynexus/sc-04d-clockworkmod-backup.html

■UK版ROMの導入
Galaxy Nexus(SC-04D)にイギリス版ROM(ビルド番号ITL41F)を手動アップデートする方法。
http://androidlover.net/smartphone/galaxynexus/sc-04d-ukrom-install.html
→ UK版ROMについては、新しい4.0.2 ICL53F が出ています。

■フォント入れ替え
カスタムROM導入後のGalaxy Nexus(SC-04D)の中華フォント(CJK)をモトヤマルベリに入れ替える方法。
http://androidlover.net/smartphone/galaxynexus/sc-04d-fonts-cjk-motoyamaruberi.html

■SIMロック解除
新規一括 0円の Galaxy Nexus (SC-04D) を買ってみた 〜 国際版 Galaxy Nexus と全く同じにする
http://www.gcd.org/blog/2012/03/923/
→ SIMロック解除に関する情報や見解は参考になりました。

■バンドの変更
GSM Galaxy NEXUS と Galaxy Note(GT-N7000)のプラスエリア検証
http://pocketgames.jp/blog/?p=20350
→ アンテナピクト表示に「3G」が頻出する場合、これでHSDPAを掴むようになります(と思います)。

APN固定については、SIMが無いのでまだ試していません。またフォントはモトヤではなくて、実験としてヒラギ◯などを試してみましたが、これはびっくりするくらいキレイになりました。フォントセットで少し迷いますが英字は Lucida GrandeだとApple風で良い感じです(参考)。

とにかく、こんな高スペックな上にいろいろいじれる最新機種が、今投げ売りされている、というびっくりするような状況です。LTEではないばっかりに、こんな仕打ちを受けてしまっているのでしょうか。ほんとはデキる子なのに...

▼追記:4.04 リストア

■イメージファイル
Google Support for Nexus Phones and Flagship Devices
http://code.google.com/intl/ja/android/nexus/images.html

■リストア
Google、Galaxy Nexus GT-I9250を工場出荷時の状態に戻すためのイメージファイルを公開
http://juggly.cn/archives/47611.html

■Root取らずにフォント変更
Nexus S のフォントを変える
http://d.hatena.ne.jp/shiba-yan/20110811/1312992073
ICS にアップデートした Nexus S のフォントを変える
http://d.hatena.ne.jp/shiba-yan/20111219/1324295997

本当に助かりました <(_ _)>


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コレ買いました:スティーブン・レヴィ著「グーグル - ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ」 [本]

ジャーナリストのスティーヴン・レビーによるGoogle本。600ページほどあって比較的厚い本ですが(自炊したので持ち運びが楽チン!)、面白くて一気に読んでしまった。

著者はこれまでも、テクノロジーや技術者に焦点を当てたドキュメントを多数書いてきた人で、ハッカーと呼ばれるような人々や、コンピューターカルチャーの隆盛を書いた「ハッカーズ 」や、情報の暗号化技術を巡る描いた「暗号化 プライバシーを救った反乱者たち 」などを出してます。題材となる技術やバックグランドの解説はもちろんですが、携わった技術者たちのモチベーションや空気感を伝えるのに本当に長けていて、ドラマとしても非常に面白く読めてしまうので、個人的に好きな作家です。

今回も手に汗握る(?)内容で、Google社内での長期取材を許可された著者が、内側からGoogleを描いたところが、数多あるGoogle本と(おそらく)大きく違う点なのだと思います。コアとなる検索と広告事業に始まり、物議を醸したBooksや中国進出、そしてAndroidに至るまで、その内側を、会議での様子やインタビューなどを引用しながら生々しく描いてます。サービスの登場や仕様変更、細かいUIの修正まで、変化を日々ユーザーとして感じとってきた自分としては、都度向こう側でどのような意志決定が行われてきたのか興味深く読めました。

個人的には、ある幹部がデザイナーの提案に対して、作り手の意志や主観が入りすぎているとNGを出したエピソードで、「グーグルの製品はマシン主導であり、マシンによってつくられている。それが私たちを強力にし、私たちの製品を偉大にしているのです」という一節が印象的でした。データ主導はGoogleでなくとも行われていることですが、孤高なまでの理想主義と、それを実現するストイックで首尾一貫した企業の性格はやはりステキです。ステキすぎて参考にはできませんが。。

しかし、本書でいちばん興味深かったのは、過去の解説よりも、そういったGoogleの特異さや独自の戦略が直面する現在のWebの状況で、Facebookの台頭に対して焦りや迷走が描かれているエピローグかと思います。

これまでGoogleはコアである検索とは一見、関係なさそうなサービスもたくさん提供してきましたが、Webの発展と拡大が、結果的に広告ビジネスに寄与するというモデルによって、Webの膨張と比例してその規模を拡大させてきました。がしかし、Facebookの台頭はGoogleの領域外のWebが発生し拡大することを意味し、大きな脅威になりつつあるというのが現在、直面している状況です。本章ではソーシャルメディア分野での悉くの失敗や焦りと、Google +1のローンチまでが描かれますが、ソーシャルグラフを大きな要素として加えたWebの転換にどう対応していくのか、GoogleだけでなくWebを考える上でも面白いものだと思います。

ちなみに1990年代末以降の手元のコンピューターしか知らない自分にとって、スティーヴン・レビー氏の他の本は、いま自明のように享受しているテクノロジーが実際はどのような人々の上に蓄積され獲得されたものであったのかを垣間見る上で、とてもとっつきやすい本だったので、敢えてそういうことを知ろうかなと思う時間のある人にはおすすめです。。


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